実際に国民年金の追納をしてきたので、効率的な方法や注意点について解説します。
ねんきんネットなら追納期間の確認から申込書の作成・印刷まで簡単にできます。
追納までの流れ
- ねんきんネットで追納可能期間を確認する
- 国民年金保険料追納申込書を印刷する
- 年金事務所に提出する
- 通知書で追納する
1. ねんきんネットで追納可能期間を確認する
ねんきんネットにアクセスしてログインします。
上部のメニューにある「年金記録を確認する」をクリックします。
続いて、右下にある「国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する」をクリックします。
本日の日付が2019年3月19日なので、10年前の2009年3月分から追納が可能なようです。
注意点は古い月から納付しなければならないことと、10年より前の月は追納できないということです。
ちなみに「納付猶予」の場合は、追納したほうがもらえる年金額が増えるのでメリットも大きいです。
ですが、「全額免除」の場合は半分だけ納付したのと同じ意味になるので、追納しないほうが明らかににお得です。加入期間もちゃんと増えます。
参考: 保険料を納めることが、経済的に難しいとき|日本年金機構
全額免除でも追納したほうが得だという意見もありますが、それは現在と同じ年金水準を保てることが前提の話なので、かなり甘い考えだと思います。
そもそも、全額免除分を追納できる資金があるなら確定拠出年金やNISAのような制度を使って自分で運用すべきです。
2. 国民年金保険料追納申込書を印刷する
上部のメニューにある「その他の便利機能を利用する」をクリックして、「届書の作成」をクリックします。
少しし下にスクロールして、国民年金保険料追納申込書の「作成する」をクリックします。
電話番号を入力したら、「追納情報の入力」に移ります。
追納の期間は先程確認したものを入力します。画像の例では12ヶ月分を3ヶ月分ずつ、計4回に分けて納付する場合です。
ちなみにnanacoで国民年金を追納する場合は、「3ヶ月分毎」がおすすめです。nanacoの上限が5万までだからです。10万までにする方法もあるのですが、手間がかかるのでオススメしません。
入力が終わったら、末尾までスクロールして「登録内容の確認」をクリックしましょう。
続いて、「印刷ファイルをダウンロードする」をクリックすると印刷画面が立ち上がるので、このまま印刷しておきましょう。
「氏名」の部分以外はすべて印字された状態で印刷されるので楽です。
3. 年金事務所に提出する
印刷を終えたら、「氏名」をボールペンで記入して、年金事務所に持参しましょう。自署する場合は押印は不要です。
持ち物は身分証明書のみでOKです。ただし、「基礎年金番号」を記入する欄にマイナンバーを記入した場合はマイナンバーカードも必要になります。
手続きは空いてれば5分ぐらいで終わります。
後日、納付書が送られてくるので、あとは期限内であればコンビニなどでいつでも納付できます。
4. 通知書で追納する
2日後に通知書が届きました。
「3ヶ月毎」を選択したので、1枚目の納付額は45,690円で、残り3枚は45,780円でした。使用期限は月末までです。
追納分は全額所得控除になるので、たくさん稼いだ年度にまとめてやったほうがお得です。
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