乗り遅れた人のためのEvernote講座:第11回 Windows版での検索演算子を用いた高度な検索方法

evernote

Evernote for Windowsで使える「検索演算子」と「保存された検索」について解説します。

この講座の連載記事一覧はこちらです。

検索演算子を使う

Evernote for Windowsでは、上級者向けに検索演算子が用意されています。Evernoteで使える検索演算子はEvernote の高度な検索演算子を使用を参照してください。

ここではEvernoteで使用頻度の高い検索演算子をピックアップしていきます。

タグを指定して検索する

検索方法「tag:{タグ名}」

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指定したタグがついているノートを検索します。左パネルにあるタグ名をクリックしたときと同じ結果になります。

先頭にハイフン「-」をつけて「-tag:{タグ名}」とすると、指定したタグがついていないノートを検索します。

ノートのタイトルから検索する

検索方法「intitle:{検索キーワード}」

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通常の検索はノートの「タイトル」「本文」「タグ」から検索します。intitle演算子はタイトルのみに絞って検索することができます。

また、「-intitle:{検索キーワード}」でキーワードを含んだノートを除外できます。

複数の検索ワードのいずれかにマッチさせる

検索方法「any:{キーワードA キーワードB}」

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any演算子は複数のキーワードを指定して、そのいずれかにマッチさせたい場合に使います。この検索方法はOR検索と呼ばれています。

単純に複数のキーワードをスペースで区切るだけだと、AND検索になりますので注意してください。

日付を指定して検索する

検索方法「created:YYYYMMDD」

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指定した日付以降に作成されたノートを検索します。Yには年、Mには月、Dには日付を数字で入力します。

書式には数字以外にも「year」「month」「day」が使用できます。例えば「created:month」は、今月作成したノートを検索します。「created:day-2」のように数字を追記すると、2日以内(今日、昨日、おととい)に作成したノートを検索します。

ファイル形式を指定して検索する

検索方法「resource:{ファイル形式}」

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指定したファイルを含むノートを検索できます。画像、PDF、Excelなどに対応しています。詳しくは、ノート内の特定のファイル形式やファイル名の検索方法を参照してください。

チェックボックスを含むノートを検索する

検索方法「todo:*」

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「Ctrl + Shift + C」で挿入できるチェックボックスが、含まれているノートを検索できます。

「todo:true」とするとチェック済みのチェックボックスを含むノートを検索します。「todo:false」とすると、チェックされていないチェックボックスを含むノートを検索します。

特定の文字列にマッチさせる

検索演算子を使用した検索は、インクリメンタル検索に対応していません。そこで、ワイルドカードを使用すると便利です。

特定の文字列にマッチさせるにはワイルドカード「*」を使用します。例えば、「ever*」と入力すると、「evernote」や「everest」などの単語にマッチします。

通常の検索はインクリメンタル検索に対応しているので、「ever」と入力すれば、「evernote」にもマッチします。

検索の詳細から検索結果を素早く編集できる

検索の詳細とは、検索欄の下にある薄いオレンジ色の部分です。

ここからプルダウンメニューでノートブックを選択したり、「すべて」または「いずれか」を選択したり、検索ワードを削除したりできます。便利なのでぜひ覚えておいてください。

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「保存された検索」を使う

「保存された検索」とは、使用頻度の高い検索履歴を保存して、次回以降の検索を高速化するための機能です。

「保存された検索」でクエリを保存するには、検索欄にクエリを1度入力してから、「+」マークの付いた虫メガネをクリックします。

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ダイアログが表示されるので、名前を入力して「OK」をクリックします。

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すると、左パネルのごみ箱の上にある「保存された検索」に保存したクエリが追加されます。

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最後に

今回は上級者向けの機能なので、わかりにくい部分も多かったと思います。ですが、高度な検索演算子を使いこなせば、今までよりもはるかに速く、目的のノートを探し出せるようになります。

さらに、Evernoteで使用できる検索演算子は、Web検索で使用できる検索演算子と共通する部分が多いので、幅広く応用が利きます。(参考:GoogleやYahooで使える便利な検索演算子8選

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乗り遅れた人のためのEvernote講座:第10回 Windows版でのノートの基本的な検索方法

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Evernote for Windowsで作成したノートを検索する基本的な方法を解説します。

この講座の連載記事一覧はこちらです。

検索方法は以下の3種類に分けられます。

  • 通常の検索
  • ノートの属性で検索
  • 高度な検索

今回は「通常の検索」と「属性で検索」について解説します。

通常の検索

Evernote内のノートの検索は、中央パネルの検索欄から行います。検索欄をクリックはまたは「F6」キーを押すと、キーワードの入力が可能になります。

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検索対象はノートの「本文」「タイトル」「タグ」「画像内のテキスト」の4か所です。いずれかの条件にマッチしたノート一覧が中央パネルに表示され、一致したテキストが黄色くハイライトされます。ただし、画像内のテキスト検索の精度は、あまり期待しないほうがいいでしょう。

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特定のノートブックにあるノートを検索するには、「すべてのノートブック」をクリックします。ブルダウンメニューからノートブックを選択できるようになります。

ノートブックから検索

検索の詳細が表示されていない場合は、「Ctrl + F10」で表示/非表示を切り替えることができます。

また、EvernoteではAND検索やマイナス検索が使えます。これらは検索にマッチしたノートが多すぎて、ノート数をさらに絞りたいときに使用します。

AND検索は、複数のキーワードすべてにマッチするノートのみを、抽出したい場合に使用します。使い方は「キーワードA キーワードB …」のように複数のキーワードをスペースで区切って入力します。

マイナス検索は、あるキーワードから特定のキーワードを含むノートを、除外したい場合に使用します。使い方は「キーワードA -キーワードB」のようにして、キーワード間にスペースとハイフン「-」を入力します。

なお、検索欄を空にしたい場合は、「Ctrl + Shift + A」でできます。

ノートの属性で検索

「ノートの属性で検索」は、ノートの作成日やファイル形式を指定して、それにマッチするノートを抽出することができる機能です。

属性検索は、左パネルのタグツリーの下にある「属性」から行います。右矢印をクリックすると展開できます。

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「作成日」はノートの新規に作成した日付を基準に検索します。

「変更日」はノートの内容を変更(更新)した日付を基準に検索します。

「次を含む」は画像やPDFなど特定のファイル形式にマッチするノートや、TODOリストのあるノートを抽出することができます。

「ソース」はメールや別のアプリなど、Evernoteの外部から取り込んだノートを抽出することができます。

最後に

ノート数がまだ少ない段階では、検索の価値が見いだせないかもしれません。ですが、ノート数が増えてくると、ノートブックやタグで分類するだけでは目的のノートを探すのに時間がかかってしまいます。

検索機能を使用すれば、タイトルや本文にあるキーワードから、すぐに目的のノートを見つけられます。ぜひ使いこなせるようにしましょう。

次回は検索演算子を使用した高度な検索方法について解説します。

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次回に進む:第11回 Windows版での検索演算子を用いた検索方法
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【連載】乗り遅れた人のためのEvernote講座

更新日:2013/3/13

この連載では、はじめてEvernoteを使う人や、インストールしただけで放置状態の人のために、効率的な使い方やテクニックを伝授します。すでにEvernoteを使い込んでいる人にも、知識の確認ができたり、新しい発見があるでしょう。

記事一覧

第1回 Evernoteって何ができるの?

「Evernoteは何がすごいのか」を解説しています。Evernoteの歴史、特徴、活用例をまとめています。

第2回 インストールとWindows版ダウンロード

アカウントの新規作成とEvernoteのWindows版のダウンロード方法について解説します。

第3回 Evernote Webの初期設定

EvernoteのWeb版の受信メールや連携サービスの設定について解説します。

第4回 Windows版のメニューバー・ツールバーの解説

メニューバー・ツールバーの機能を、各項目ごとにざっくりと見ていきます。

第5回 Evernote(Windows)のオプション設定

Evernote(Windows)のオプションの設定方法について解説します。

第6回 Windows版でのノート作成・編集方法

Evernote for Windowsのノート作成と編集方法について解説します。 ノートには文字情報だけでなく画像や音声も保存できます。

第7回 Windows版でのノートブックの作り方・分け方

Evernote for Windowsでのノートブック作成と分類方法について解説します。

第8回 Windows版でのノートブックの編集・共有方法

Evernote for Windowsでのノートブックの編集と共有方法について解説します。

第9回 Windows版でのタグの作成・編集方法

Evernote for Windowsでのタグの特徴と使い方について解説します。

第10回 Windows版でのノートの基本的な検索方法

Evernote for Windowsで作成したノートを検索する基本的な方法を解説します。

第11回 Windows版での検索演算子を用いた検索方法

Evernote for Windowsで使える「検索演算子」と「保存された検索」について解説します。

第12回 PC画面を画像化して保存する、スクリーンキャプチャーの使い方

Evernote for Windowsには、PCで見ている画面をそのまま画像として保存する、スクリーンキャプチャーという機能があります。この記事は、スクリーンキャプチャーの使い方、設定、注意点について書いています。

第13回 ブラウザ拡張機能「Webクリッパー」と「Clearly」の特徴

今回はWebサイトの記事のみ切り取ってEvernoteに保存できる、ブラウザ拡張機能について解説します。

第14回 メール受信の方法

この記事は外部のアプリケーションからEvernoteへ、メールを送信する手順と注意点についてまとめています。

第15回 メール送信の方法

Evernoteのデスクトップ版では、ノートの内容を外部のWebサービスなどに、メールで送信することができます。今回は、Evernoteからのメールの送信方法について解説します。

第16回 バックアップ・復元方法

Evernoteデスクトップ版での、データのバックアップ(エクスポート)と復元(インポート)方法を解説します。

第17回 無料版とプレミアム版の違い

無料版(スタンダード)と有料版(プレミアム)の違いを表で比較しています。

第18回 プレミアム登録の方法と注意点

Evernoteを無料のスタンダード版から有料のプレミアム版にアップグレードする方法と、プレミアムの注意点について解説します。

第19回 プレミアムの解約方法

Evernoteのプレミアム会員の解約(キャンセル)方法を解説します。

第20回 表、ハイパーリンク、To-doリストの使い方

Evernoteのノート内に挿入できる表、ハイパーリンク、To-doリストの使い方に潰え解説します。

乗り遅れた人のためのEvernote講座:第3回 Evernote Webの初期設定

EvernoteのWeb版の受信メールや連携サービスの設定について解説します。

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「Evernote Web」にアクセス

Evernote Web」にアクセスします。サインインがまだの場合は、右上の「サインイン」をクリックします。「サインイン」が完了すると、Evernote Webにリダイレクトします。

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ページが表示されたら右上の人型のアイコンをクリックします。出てきたプルダウンメニューの「設定」をクリックします。

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アカウントの概要

Evernoteに登録したユーザー情報やアップロード容量が確認できます。ここで表示されるメールアドレスは、外部のWebアプリやスマホなどからメール送信するときの宛先に使用します。よく使うのでメモして置きましょう。

個人設定

「連絡先」のメールアドレスはEvernoteからのアップデート情報やニュースレターなどのメールの受信に使用します。また、Evernoteのノートをメール送信するときにも使います。氏名は差出人の名前になります。

「言語」は日本語になっていればOKです。

「メール」はEvernoteから配信されるメールを受信するかしないかを選択します。

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「Skitch」はMacOS、Andoroid、iPad向けの画像編集アプリです。

「Evernote Clearly」はブラウザの拡張機能(アドオン)で、Webページを簡単に保存できます。

Evernote Food」「Evernote Hello」「Evernote Peek」は、スマホやiPad向けのアプリです。

連携しているサービス

Facebook、Googleとの連携ができます。

Facebookと連携すると、作成したノートブックやノートをFacebookのユーザーと共有することができます。ウォールを見ることができる人は誰でも、リンクのクリックやノートブックの表示ができます。

Google(Gmail)と連携すると、メールアドレスのオートコンプリート(自動補完)機能が使えるようになります。Evernoteに友達を招待するときなどに役立ちます。

最後に

Evernoteからの配信メール設定はWeb版でしかできないので、ここできっちり設定しておきましょう。

前後の連載記事

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乗り遅れた人のためのEvernote講座:第1回 Evernoteって何ができるの?

この連載では、はじめてEvernoteを使う人や、インストールしただけで放置状態の人のために、効率的な使い方やテクニックを解説します。すでにEvernoteを使い込んでいる人にも、知識の確認ができたり、新しい発見があるでしょう。

第1回は「Evernoteは何がすごいのか」を解説しています。Evernoteの歴史、特徴、主な用途をまとめています。

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Evernoteって何?

テキスト、画像、音声などのデジタルデータを記録できるノートです。これらのデータを高度な検索機能ですぐに取り出し、閲覧・参照することができます。

沿革

  • 2010年3月3日に日本語サービス開始
  • 2011年末に全世界のユーザー数2000万達成
  • 2012年5月時点でユーザー数3000万達成

2010年の日本語化をきっかけに、国内ユーザー数が爆発的に増え始めました。今では、アメリカに次ぐ第2位(世界シェア18%)のユーザー数を誇ります。

特徴

Evernote for Windows
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多くのデバイスに対応

PC(Windows、Mac)はもちろん、スマートフォン、タブレットなどに無料の専用アプリが提供されています。

対応デバイス情報の確認とWindows版のインストールはあらゆることを記録する。 | Evernoteからできます。

さまざまなのファイル形式に対応

無料版Evernoteの対応ファイルは以下のとおりです。

  • テキストファイル(.txt)
  • 画像ファイル(.jpg、.png、.gif)
  • 音声ファイル(.mp3、.wav、amr)
  • PDFファイル(.pdf)

追記:無料版もすべてのファイル形式に対応しました。詳細はEvernote が無料版アカウントのファイル種類制限を解除 | Evernote日本語版ブログを参照してください。

有料版は全てのファイル形式対応しています。無料版と有料版の比較はあなたの世界をより素晴らしく | Evernoteで確認できます。

Web上にデータを保管して同期

ブラウザ上のEvernote
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PCやスマホからEvernoteに記録したデータは、Evernoteのサーバーと定期的に同期されます。この機能によってオンラインストレージのような使い方も可能です。専用アプリがなくてもWebブラウザとネット環境さえあれば、いつでもアクセスしてデータを参照することもできます。

高度な検索機能

Evernoteでは多くの検索オプションが用意されいるため、目的のノートを素早くたどり着けます。キーワード検索以外にも、ノートの属性(作成日やファイル形式)、タグなどからも探すことができます。詳しくは、Evernote の高度な検索演算子を使用を参照してください。

また、画像内のテキストを検索することもできます。

主な用途

Evernoteでよくある利用例を以下に示します。

  • ライフログ(日記)
  • Webページを丸ごとクリップ
  • ブログのネタ帳
  • レシートや利用明細をキャプチャー
  • 料理のレシピ集
  • スマホで撮影した画像や、録音した音声の保管庫

特にEvernoteでは、複数のPCや端末で利用するときに威力を発揮します。

たとえば朝、自宅のPCでニュース記事をクリップして、通勤中の電車でスマホを使って閲覧することができます。他にも自宅のPCで作成した資料をEvernoteに記録して、会社のPCで編集することができます。もし会社のPCに専用アプリがインストールされていなくても、WebブラウザとID・パスワードがあればいつでもノートの閲覧や編集が可能です。

最後に

Evernoteを使いこなせるようになれば、人間の脳では処理しきれない多くの情報をストックして、いつでも簡単に取り出せます。また、大学ノートやルーズリーフと比べると、デジタルデータなのでスペースも取りません。基本無料なのでお金がかからないのもうれしいですね。

前後の連載記事

次回に進む:第2回 インストールとWindows版ダウンロード

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