法人登記の申請手続きと印鑑カードの発行のために最低2回は法務局に行く必要があります。
登記申請に必要なもの
登記申請は空いている曜日・時間帯に行けば10~20分程度ですぐに終わります。管轄の法務局が遠い場合は郵送による申請もできます。
合同会社の法人登記に必要な持ち物
- 登記書類一式
- 払込証明書(銀行の取引明細)
- 代表社員の印鑑証明書
- 電子定款(PDF)を保存したCD-R
- 現金6万円(登録免許税)
登記書類一式は以下の7枚です。
- 設立登記申請書
- 収入印紙貼付台紙
- 代表社員、本店所在地及び資本⾦決定書
- 就任承諾書(代表社員)
- 払い込みがあったことを証する書面
- 印鑑届書
- 別紙
これに加えて払込証明書(通帳のコピーか取引明細の印刷したもの)と印鑑証明書を合わせて合計9枚の書類が必要です。
書類への押印は法務局に到着してからでも大丈夫です。その際には会社実印(代表者印)と代表社員や社員の実印も持参してください。
ちなみに書類をホッチキスで留めたりCD-Rにラベルを貼ったりする必要はありません。クリアファイルか封筒にまとめて持っていって提出すればOKです。
1回目の訪問:法人登記申請
法務局に行く際に予約は不要です。都合のいい日時に直接行けばOKです。
1回目の流れは以下のようになります。
- 収入印紙を購入する
- 収入印紙を貼り付ける
- 登記書類を提出する
1. 収入印紙を購入する
まずは法務局内の印紙売場に行きます。
合同会社設立に必要な登録免許税は6万円ですので、現金で6万円を用意しておきましょう。
2. 収入印紙を貼り付ける
購入したら事前に用意しておいた「印紙貼付台紙」に貼り付けます。
3. 登記書類を提出する
あとは登記書類を受付に提出するだけです。受付でチェックしてもらえるのは書類の枚数や印鑑の有無など軽微なものに限られます。
その場でCD-Rの中身や細かい書類の不備があっても受理はされてしまいます。何か不備があったら法務局から電話が来ます。
法人登記が完了するまでの期間は1週間から2週間程度です。私の場合は申請から完了まで12日かかりました。
2回目の訪問:印鑑カード申請と証明書の発行
法人登記が完了したら2回目の訪問です。2回目は印鑑カードの発行のために行く必要があります。印鑑カードの請求は郵送でも可能です。
同時に印鑑証明書と登記事項証明書(履歴事項全部証明書)の発行もしてもらうのが普通です。
法務局(2回目)での流れは以下のようになります。
- 「印鑑カード交付申請書」を提出する
- 「印鑑証明書交付申請書」と「登記事項証明書交付申請書」を同時に提出する
- 収入印紙を購入して申請書に貼り付ける
空いている時間帯に行くと全部で10分程度で終わります。混んでいる場合は30分以上は覚悟しましょう。
1. 「印鑑カード交付申請書」を提出する
法務局についたら、まずは印鑑カードが必要なので印鑑カード交付申請書を窓口に提出します。
印鑑カードは数分から数十分程度で発行されます。空いていれば3~4分程度で完了します。
2. 「印鑑証明書交付申請書」と「登記事項証明書交付申請書」を同時に提出する
続いて、先程受け取った印鑑カードと申請書2枚を別の窓口に提出します。
3. 収入印紙を購入して申請書に貼り付ける
申請書のチェックが完了したら、収入印紙を買うように促されれます。
収入印紙代は印鑑証明書が1枚450円、登記事項証明書が1枚600円です。
手数料は 法務省:登記手数料について に一覧が載っています。
購入した収入印紙を申請書に貼って窓口に再提出すると、印鑑証明書と登記事項証明書を発行してもらえます。
登記事項証明書は年金事務所で手続きする際に必要になるので必ず1枚は必要です。
印鑑証明書は銀行口座の開設や賃貸契約をする際に必要になる場合が多いです。ですが、ネット銀行で法人口座を開設する場合は印鑑証明書の提出が不要なケースがほとんどです。
余裕を持って何枚も発行しがちですが、ほとんど使わずに終わると思います笑
コメント
コメント一覧 (1件)
初心者には理解できない説明ばかりで不安になっていたところ、こちらにたどり着きました。とても親切な解説どうもありがとうございます。