2012年10月時点で、最も人気があるデスクトップ向けTwitterクライアントは何なのか?Googleのツールを使ってリサーチし、ランキング化しました。
Webアプリ編はこちらです。
集計対象のクライアントを7つに絞って、人気度順でソートしています。
人気度 | クライアント名 | 対応OS | 月間検索数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1位 | Janetter | Win,Mac | 49,500 | スマホにも対応 27種類のテーマから選択 |
2位 | TweetDeck | Win,Mac | 823,000 | スマホ・Webにも対応 日本語非対応 Twitterに買収された |
3位 | Tween | Win | 1,000,000 | Windowsのみ対応 |
3位 | Soicha Air | Win,Mac | 18,100 | スマホにも対応 |
5位 | Saezuri | Win,Mac,Lin | 18,100 | 5種類のスキンから選択 |
6位 | ツイタマ | Win,Mac | 5,400 | |
7位 | Seeamic Desktop | Win,Mac | 74,000 | HootSuiteに買収された |
ランキングの集計は以下の手順で行いました。
- 他サイトのリサーチを参考
- Goooleキーワードツールで検索数をチェック
- Googleトレンドで人気度をチェック
STEP1: 他サイトのリサーチを参考
ランキングの集計対象を絞るために、以下の3つの記事を参考にさせていただきました。
- Twitterクライアントシェア調査2012 – SATOXのシテオク日記
- Twitter クライアント ランキング 2012
- たくさんあるTwitterクライアントの中で何が人気なのか調べてみた – ネットナナメ読み – 山田井ユウキ – builder
これらのリサーチを参考にして、Twitterクライアントを7つに絞りました。
STEP2: Goooleキーワードツールで検索数をチェック
Google adwordsの無料ツールを使用して、日本国内の月間検索数を調べました。
「ローカル月間検索ボリューム」は過去1年間の月別平均検索数です。
「検索シェア」は過去1年間の検索数の推移です。月ごとに棒グラフで表示されています。
STEP3: Googleトレンドで人気度をチェック
最後にGoogleトレンドで日本国内の「人気度の動向」を調べました。以下のグラフは2009年1月~2012年10月までの人気度の推移です。
今回のランキングはこの「人気度の動向」を基準にしています。
最後に
2011年の検索数は「Tween」と「TweetDeck」が他を引き離して、大きくリードしていました。ですが、2012年に「Janetter」に一気に抜かれました。「Janetter」の勢いに押されたというよりは、「Tween」「TweetDeck」の人気が落ちたといえます。
上記のGoogleトレンドのグラフを見ると、今回リサーチしたすべてのTwitt
erクライアントが、最近1年間で減少傾向にあります。
この要因はTwitterがサードパーティのクライアントを買収したり、自社のアプリを強化したことが影響しています。
Twitter clients というサイトで、Twitterクライアントの世界シェアを調べてみました。
「Web(twitter.com)」「Twitter for iphone」「Twitter for Android」で57.5%のシェアがあります。Twitterの公式クライアントがシェアの半数以上を占めています。
一方で、Twitterのヘビーユーザーには「TweetDeck」や「ツイタマ」のような高機能クライアントの人気が健在です。つまりヘビーユーザーになればなるほど、サードパーティ製のクライアントの使用率が高くなっていきます。
最後に
今回のデータには注意点が2つあります。
1つ目は、アプリのダウンロード数ではなく検索数を基準にしていることです。検索数が多いからっといって、使用者が多いとは限りません。
2つ目は、複数のプラットフォームに対応しているクライアントの方が、検索数では有利になることです。例えば、「TweetDeck」はデスクトップアプリとしてだけではなく、スマートフォンやWebにも対応しているので、検索数が稼ぎやすいです。それに対して、「Tween」はデスクトップ版のWindowsのみの対応なので、検索数が稼ぎにくくなっています。
次回はTwitterクライアントのWebアプリ版ランキングを発表する予定です。
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