前回のSTEP1に続いて、今回はSTEP2(印鑑の購入~証明書の取得)です!
STEP1(会社名と所在地~内容の確認)から見たい人は以下の記事を参照してください。
1. 印鑑の購入
購入する印鑑を選択する
印鑑は「自分で用意する」を選択しました。印鑑は自分でネットで購入したほうが安いからです。楽天市場やAmazonなら柘3本セット3,000円ちょいで買えます。
マネフォ会社設立で買うと7,920円 + 520円(送料) = 8,440円もかかっちゃいます。
ちなみにfreee会社設立だとマネフォの2倍ぐらい高いです。
会社印は楽天市場かAmazonで買いましょう!
2. 定款の作成
定款の作成方法を選択する
もちろん電子定款を選びました。4万円の差はでかすぎます。
私は法人での会計ソフトもマネーフォワードクラウドを使う予定なので、「手数料 0円 + マネーフォワード クラウドの有料プラン(月額2,980円〜)に登録」を選択しました。
キャンペーンでスモールビジネスプランを契約するとアマギフ2万円分ももらえるそうです。
ただし、アマギフの支給要件がなかなか厳しいので注意してください。
約3ヶ月後にアマギフ2万円がメールで届きました!
3. 定款の準備
定款を確認して印刷する
定款作成日は本日の日付でいいそうです。
定款を開いてみると、それっぽい定款がすでに完成しています。
末尾には定款作成を代理してくれる行政書士さんの名前も記載されていました。
ですが、この定款はまだ確定版ではないのでまだ印刷する必要はありません。
定款を確認して行政書士へ依頼する
「定款の内容を確認した」にチェックするだけです。
4. 証明書の準備
印鑑証明書をアップロードする
ここでは代表社員である私の印鑑証明書をアップロードしました。
確認事項
チェックを入れるだけです。
マネーフォワード クラウドに登録する
「手数料0~」を選んだ場合はここで登録する必要があるようです。登録しないと「行政書士に依頼する」のボタンがクリックできません。
アマギフ2万円分に目がくらんで年額プランにしちゃいました。
契約後にブラウザを更新すると「行政書士に依頼する」が押せるようになったので、次へ進めます!
5. 定款作成の流れ
すぐに自動メールが届きました。メールタイトルは「合同会社の電子定款依頼ありがとうございます」です。
これから先はしばらくはマネフォ会社設立内ではなくメールでのやり取りになるみたいです。
申し込み手順は
- 電子定款作成手数料の支払い(無料の場合を除く)
- お申込みフォームの送信(必ず1の完了後にご送信ください)
の2ステップです。
定款の作成完了まで5営業日ほどかかってしまうみたいです。約1週間ですね。平日9時以降のお申込みは、翌営業日扱いになるみたいです。特急希望(追加1万円)で3営業日に短縮できるそうです。
電子定款納品後に内容を変更する場合は、修正費用5,000円かかるみたいなので注意が必要ですね。
私は電子定款作成は無料なので、2番のフォーム入力からです。
マネフォ会社設立で使っているメールアドレスを入力して次へ進みます。
次はWebかモバイルのどちらのサービスを利用したかを聞かれます。私はPCから利用しているのでWebサイトの方を選択しました。
それ以降は簡単な問いに答えるだけなので飛ばします。
フォーム入力が終わったら行政書士さんからのメールを待ちます。
翌日の15時半頃に行政書士さんから返信がありました。
メールの内容を要約すると、
- フォームの受信は正常にできた
- マネフォ会計の契約は確認できた
- ミスがあったので一部修正した
- 代表社員の住所は印鑑証明書のとおりにする
- 定款の内容に変更があるはまずマネフォ会社設立でやってほしい
- 納品後の修正は追加費用がかかる
- 問題なければ返信してほしい
定款の事業目的に一箇所だけミスがあったようでそれを行政書士さんが修正してくれたようです。あとは作成前の最終確認と言った感じの内容でした。
メールの内容をよく確認して、問題なかったのですぐに返信しました。電子定款が納品されるまで大体5営業日程度かかるそうです。
私は4営業日後に行政書士さんから電子定款(PDF)がメールで添付されて届きました。
Gmailだとメールの末尾から添付ファイルをダウンロードできるようになっています。
Adobe Acrobat Reader でPDFを開いて、右上に「署名パネル」が表示されていればOKのようです。
メールの注意書きに「念のため、白黒印刷したものを1部ご用意ください」と書かれていたので、一部だけプリンターで印刷しておきました。
電子定款はPDFのままでは法務局に提出できないので、受け取ったPDFを自分でCD-Rに保存する必要があります。
電子定款の保存方法は以下の記事で解説してます。
CD-Rは100均、コンビニ、ネットカフェ、家電量販店などで買えます。ですが、100均、コンビニ、ネットカフェには扱ってない店舗のほうが多かったので家電量販店で購入するのが確実です。
私は近くに家電量販店がないのでネット通販のヨドバシ.comで買いました。
ヨドバシ.com – マクセル Maxell CDR700S.1P [CD-R 700MB 48倍速対応 1枚]
PCにCDを読み込めるドライブがない場合は、ネットカフェでやるかUSB接続対応の外付けのDVD/CDマルチドライブを買う必要があります。
これで定款作成が完了したので、マネフォ会社設立に戻って「電子定款作成が完了しました」をクリックして次のステップへ行きましょう。
6. 出資金の入金
出資金を入金する
ここに出資者と出資金額が表示されます。表示された金額を代表社員の個人口座に出資者全員が振込みします。
資本金が高額の場合は銀行の振込限度額に注意しましょう。私は見事に限度額に引っかかってエラーが出ました笑
また、出資金の振込は定款の作成が終わってからなので、定款の作成前に振込してしまった場合はやり直したほうがよいでしょう。
私は個人名義の口座を2つ用意して、自分名義の口座から自分名義の住信SBIネット銀行の口座に資本金額を振込みしました。
ちなみに法人口座も住信SBIにする予定です。住信の口座同士だと振込手数料が無料になるので出資金の入金先を住信にしました。
出資金の入金明細のコピーをとる
出資者全員分の振込履歴が必要になります。
- 銀行名
- 支店名
- 口座番号
- 口座名義人
- 資本金の入金履歴(日付と金額と出資者の名前)
の記載があればOKです。口座名義が出資者が名前と一致しないとダメです。
ネット銀行など通帳がない銀行の場合はコピーではなく印刷する必要があります。通帳だと数枚コピーが必要です。そのため、ネット銀行の方が簡単に作成できるのでオススメです。
メガバンクでも紙の通帳がない「Eco通帳」や「Web通帳」の場合もネット銀行同様に取引明細を印刷するだけでOKです。
私はこんな感じで住信SBIの取引明細書を印刷しました。
詳しくは以下の記事を参照してください。
7. 登記申請
登記申請する法務局を選ぶ
法人登記は本店所在地の管轄の法務局でしなければなりません。
第579条
持分会社は、その本店の所在地において設立の登記をすることによって成立する。
引用元 :WIKIBOOKS
私は本店所在地が川崎市だったのですが、川崎にある法務局は法人登記に対応してませんでした。そのため、横浜の法務局まで出向く必要があるみたいです。
本店所在地を実家やバーチャルオフィスにした場合は、自宅から遠すぎると法務局に行くのが大変になってしまいます。最悪の場合、郵送による申請も考慮しましょう。
ちなみに年金事務所や税務署の管轄は本店所在地ではなく、実際に事業を行っている事業所にしてもらうこともできるみたいです。
設立日を決めて登記書類を準備する
すでにマネフォ会社設立が登記書類を作成してくれているので、ダウンロードして印刷するだけで法人登記の申請に必要な登記書類が揃います。
早速印刷して必要な箇所に押印しました。会社実印のところには、会社実印にする予定の印鑑(丸印など)を押印しておきました。
印鑑は法務局に持参して現地で押してもOKです。
代表社員以外にも社員がいる場合は、社員全員分の実印による押印が必要になるので注意してください。
設立日を決めて登記書類を準備する
法務局での登記申請に持っていく物は
- 印刷した登記書類
- 払込証明書(銀行の取引明細)
- 電子定款(PDF)を保存したCD-R
- 代表社員の印鑑証明書
- 現金6万円(登録免許税)
が最低限必要です。「出資金の入金明細のコピーをとる」で用意した払込証明書も忘れずに持っていきましょう。
他にも会社印(実印用)と出資者全員分の実印もできれば持っていったほうがいいそうです。
私は心配性なので印鑑の他に登記書類を保存したUSBメモリーとマイナンバーカードも持参しました。
法務局での登記申請は15分程度で終わりました。平日の午前中に行ったのでかなり空いててよかったです。
法務局での手続きの流れや様子は以下の記事を参照してください。
書類提出時に法人登記の完了日も教えてもらえました。私の場合は10月12日に登記申請して、登記完了が10月24日になる予定です。合同会社だと早いと聞いたのですが、意外と日数がかかるみたいです。
申請から1週間後ぐらいに「法人番号指定通知書」が本店所在地の住所に届きます。
8. 証明書の取得
法務局で証明書を取得する
設立予定日になったら、印鑑カード取得のために再び法務局に出向く必要があります。印鑑カードの請求は郵送でも可能です。
印鑑カードは印鑑証明書を発行するときに必要です。印鑑証明書が不要ならこのステップは飛ばしてOKです。
マイクロ法人で印鑑証明書が必要になるのはは銀行口座の開設や役員社宅を契約するときなどに必要です。ネット専用銀行なら印鑑証明書の提出は不要なことがほとんどです。
印鑑カードは登記をした住所がある都道府県の法務局でできます。同じ都道府県でも一部対象外の法務局もあるので事前に確認しましょう。
私の場合は本店所在地が川崎なので、横浜本局や川崎支局などで作成が可能のようです。
法人登記と比べると対応の法務局が大分増えます。
登記事項証明書は全国の法務局にて印鑑カード不要で発行可能です。登記事項証明書ならオンラインでも比較的簡単に請求できるので、法務局に出向かなくてもOKです。
登記事項証明書は銀行の口座開設に求められるケースが多いので、法人口座開設予定の銀行分は用意しおきたいところです。
とりあえず私は印鑑証明書1枚と登記事項証明書2枚を請求することにしました。
足りなければ後からオンラインや郵送でも請求できるので必要最低限の枚数にしました。
合計3枚の書類を印刷して、これを登記完了日以降に法務局に持っていきましょう。
印鑑カードは数分から数十分程度で発行してもらえます。
会社設立日を登録する
設立日を入力して「手続き完了しました」をクリックすると、
これでSTEP2がようやく終了です!
次回は「会社設立後の手続き」について記事を書きます。
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