Firefox15の更新をダウンロードするには、「ヘルプ」→「Firefoxについて」からできます。Firefox本体をまだダウンロードしていない場合は各国語版のダウンロード | 次世代ブラウザ Firefoxから入手できます。
Firefox15の主な新機能・変更点は以下の4つです。
- メモリ使用量を最適化
- プラグインなしでPDF閲覧可能
- SPDYネットワークプロトコル v3に対応
- 設定画面を新しいタブに表示
メモリ使用量を最適化
メモリ使用量が軽減されて、よりスムーズにブラウジングができるようになりました。
Firefox14と15で151ページを開いた状態と150のタブを閉じた後の使用メモリ量を比較すると、Firefox15ではタブを閉じた後で使用しているメモリが、約1/5にまで減少しています。
さらに、一部のアドオン(Firebug、AutoPagerなど)でメモリが開放されない問題(メモリーリーク)が解決されました。
プラグインなしでPDF閲覧可能
PDFビューワが搭載されました。今までは、Adobe Readerなどのプラグインを使用してPDFを読み込んでいましたが、プラグインなしでも閲覧できるようになりました。
ただし、PDFビューワはまだテスト段階なので、全てのPDFが読み込める保証はありません。実際に使ってみると、Adobe Readerと比べてまだ動作が重いです。
Firefox15に搭載されているPDFビューワを有効にするには、ロケーションバーに「about:config」→検索バーに「pdfjs.disabled」と入力して、値をfalseにして再起動すれば完了です。
SPDYネットワークプロトコル v3に対応
SPDYについてIT用語辞典では、
SPDYとは、Googleが開発した、Webページの表示を高速化するためのプロトコルである。
SPDYを導入すると、ページの読み込み時間が減ることによって、スピードアップが期待できるようです。
SPDY V3を有効にするには、ロケーションバーに「about:config」→検索バーに「network.http.spdy.enabled.v3」と入力して、値をtrueにすれば完了です。
設定画面を新しいタブに表示
Chromeのようにオプション(設定画面)を新しいタブで開けるようになりました。
この機能を有効にするには、ロケーションバーに「about:config」→検索バーに「browser.preferences.inContent」と入力して、値をtrueにすれば完了です。
最後に
その他の新機能・変更点はFirefox15.0 リリースノートで確認できます。
さらに、Android版向けや開発者向けの変更点は、Mozilla Developer Street (modest) を参照してください。
Firefox15では14からあるFlashに関する不具合がまだ解決されいません。解決方法はFirefox14からYouTubeが見れないときの対処法の「FlashPlayerを旧バージョンに戻す 」を参考にして、バージョンをダウングレードしてください。