「OKMusic」に2012年7月4日から、レコード会社の楽曲が約400万曲が追加されます。それらの楽曲を視聴したり、楽曲に対してレビューを投稿したりできるようになります。
どんなサービス?
「OKMusic」はQ&Aサイトで有名な「OKWave」のグループである、「OKLIFE」が運営するサービスです。
「OKMusic」は会員がオリジナルの楽曲を自由にアップロードしたり、すでにアップロードされた楽曲に対して評価やコメントができる仕組みになっています。楽曲の視聴やコミュニティ機能は、無料で利用できます。
機能強化の概要と今後の方針
7月に行われる機能強化では、レコード会社の楽曲を従来の1万5000曲から約400万曲にまで拡大するそうです。会員には楽曲の演奏など、2次利用が認められています。
さらに、新コンテンツとして「大人ミュージック」を開始されます。今後は、1970年~80年代の旧譜を中心に扱い、楽曲のランキングやレビュー機能が提供されます。
「OKLIFE」の浅見公香代表取締役社長は、
既存の音楽配信システムは音楽の“自動販売機”にとどまっている。音楽愛好家同士をソーシャルで結び付けることができれば、もっと需要を喚起できるはずだ
と説明ました。
「OKMusic」は楽曲の検索やランキングだけではなく、SNS機能をつけることでみんなで楽曲を共有し楽しめるサービスを提供し、既存の音楽配信システムと差別化を図っていくのという方針なのでしょう。
今後の目標は2012年末までに、全世界で1000万人のユーザー獲得を目指していくことだそうです。
個人的に気になった点
気になったのは以下の2点です。
- 「ニコニコ動画」でいいのでは?
- ターゲットがSNSに関心がある層ではない
ニコニコ動画でいいのでは?
ただ単に楽曲をアップロードしてコメントをつけるだけなら、ニコニコ動画でもできます。「OKMusic」はこれに加えてコミュニティ機能をつけただけなので、それだけでは物足りないような気がします。
ターゲットがSNSに関心がある層ではない
SNSの参加ににもっとも積極的なのは20代です。しかし、1970年~80年の楽曲を中心にしていく場合、ターゲットは主に40代・50代になると思います。この世代はFacebookなどのSNSにも関心があまりないので、集客という点で厳しいのではと思います。
以上、気になった点でした。